◆Women in Jazz 参加アーティスト◆

出演者紹介

平賀マリカ

Marica Hiraga (http://www.marica.co.jp)

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ロマンチックな表現力とハイレベルな歌唱力で日本のジャズシーンを代表する実力派ヴォーカリスト。
香港で開催された《アジア音楽祭》にて金賞を受賞後プロデビュー。
01年自身初のジャズ・スタンダード集『マイ・シャイニング・アワー』を発表。
03年【第19回日本ジャズヴォーカル賞優秀歌唱賞】受賞。
06年に発表したエリック・アレキサンダー(sax)、ハロルド・メイバーン(p)・トリオとの共演盤『フェイス』が《スイングジャーナル選定ゴールドディスク》を獲得しブレイク。
07年デビッド・マシューズ(p, arr)率いるマンハッタン・ジャズ・クインテットと共演した『クロース・トゥ・バカラック』は新たなバカラック・スタンダードとして高い評価を受け、前作に続き《ゴールドディスク》を獲得。
また国内制作のボーカルアルバムとしては最高の栄誉である【第41回(2007年度)スイングジャーナル主催ジャズ・ディスク大賞ボーカル賞(国内部門)】も受賞。
08年にはボサ・ノヴァ誕生50周年のメモリアル・アルバムとして、鬼才アレンジャー、ギル・ゴールドスタインを筆頭に、AORの巨人マイケル・フランクス(vo)やマルコス・ヴァリ(vo)、フィル・ウッズ(sax)、ケニー・ギャレット(sax)、ランディー・ブレッカー(tp)等々、超豪華メンバーが参加した大作『バトゥカーダ~ジャズン・ボッサ~』を発表。
自身三枚目となる《ゴールドディスク》を獲得するとともに【第42回ジャズ・ディスク大賞ボーカル賞(国内部門)】を受賞。
09年11月カーペンターズ結成40周年のメモリアル・アルバムとして最新作『シング・ワンス・モア~ディア・カーペンターズ~』を発表。
2010年1月【第25回ジャズヴォーカル賞・大賞】受賞。
また【第43回(2009 年度)ジャズ・ディスク大賞】では≪ボーカル賞≫3年連続受賞という史上初の快挙を達成。
ホールコンサート、ジャズ・フェスティバルなどの公演以外にも、ラジオプログラムでのパーソナリティや、音楽専門誌上でのルポ執筆等、多岐に渡る活動を展開している。

土岐麻子

Asako Toki (http://www.tokiasako.com パソコン・携帯共通)

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Cymbalsのリードシンガーとしてデビュー。
04年の解散後、実父 土岐英史氏を共同プロデュースに迎えたジャズ・カヴァー・アルバム『STANDARDS~土岐麻子ジャズを歌う~』をリリースし、ソロ活動をスタート。上記『STANDARDS』シリーズ全3タイトル、オリジナル・アルバム『Debut』、ポップス・カヴァー・アルバム『WEEKEND SHUFFLE』をリリース後、07年11月rhythm zone移籍第1弾アルバム『TALKIN'』でメジャーデビュー。08年6月には、真心ブラザーズや松田聖子、マドンナなどの名曲をカヴァーした企画ミニ・アルバム「Summerin’」をリリース。「情熱大陸LIVE」や「Slow Music Slow Live 08」への出演、くるりのシングル「さよならリグレット」へのゲスト・ヴォーカル参加などを経て、08年10月の本人出演/歌唱が話題となったユニクロ TV-CMソング『How Beautiful』がシングル・ヒット。この楽曲およびNISSAN「新型TEANA」TV-CMソング『Waltz for Debby』などを収録した09年1月リリースのアルバム『TOUCH』がスマッシュヒットを記録。同年8月には、ワークス・ベスト・アルバム『VOICE ~WORKS BEST~』をリリース。
そして、今年2010年5月、オリジナル・フル・アルバム『乱反射ガール』をリリース。豪華作家陣に、伊澤一葉 (東京事変)・いしわたり淳治・奥田健介 (NONA REEVES)・川口大輔・G.RINA・さかいゆう・桜井秀俊 (真心ブラザーズ)・森山直太朗・渡辺俊美 (TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16)・和田 唱 (TRICERATOPS) [50音順]といった確固たる実力・音楽性を持つミュージシャンを迎え、土岐麻子のワン・アンド・オンリーな歌声の魅力をあますところなく最大限にパッケージングした至極のフルアルバム。
また、多数のアーティストのレコーディングへの参加、また50社以上に亘るCM音楽の歌唱やナレーション、TV、ラジオ番組(JFN系20局ネット放送中「TOKI CHIC RADIO」)のナビゲーターを務めるなど、声のスペシャリストとしてのキャリアも持つ。

meg

(http://www.megvoice.com)

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子供のころから人前に出ること、なかでも歌うことが大好きで、物心ついた頃にはすでに歌手を目指していた。
ある時知人の勧めで聴いたエラ・フィッツジェラルドの「Night And Day」に衝撃を受けジャズに強い興味を持つ。
以来日本人ボーカリストとして初めて名門ヴァーヴ・レーベルからCDをリリースした丸山繁雄氏に師事。
着実に歌唱力、表現力を身につけ、銀座、渋谷等でライブ活動をスタート。
親しみやすいキャラクターとファッショナブルなパフォーマンスで幅広いファンを獲得。
2006年11月ユニバーサルミュージッククラシックス&ジャズからリリースされたデビューアルバム「Grace」では新進気鋭のアレンジャー守屋純子、三木俊雄のビッグバンドとのコラボレーションを実現。
スタンダードジャズを新鮮なタッチで収録。2007年2月にはデビュー記念ライブを六本木SATIN DOLLにて行う。
また、6月にはヤマハ ジャズ フェスティバルで2,300人の観衆を前に熱唱。7月には名古屋ブルーノートでBlue Aeronauts Orchestraと共演を果たす。
2008年5月に地元・横浜のMotion Blue yokohamaで初凱旋ライブを行う。大勢のファンを前に新曲を含む、全18曲を熱唱。彼女に寄せられる期待が大きいことを証明した。
2008年9月、10月とリリースラッシュ。9月3日に約2年ぶりとなるセカンドアルバム「Serpent」(サーペント)をリリース。スダンダードナンバーをしっかり聴かせつつ、ポップスの名曲をジャズアレンジし収録するなど本人のこだわりが隋所に光るアルバムとなった。10月1日にはマキシシングル「Christmas Rose」をリリース。
“あたたかいメロディーと胸をつく歌詞”で東北を中心に多くのファンを得てきた日本語詞バージョンとアルバム「Serpent」に収録し話題となった英語詞バージョンを一枚に収録。同時に初回生産限定盤(クリスマスローズPV付)をリリースするが、こちらは即日売切れとなり話題を呼んだ。
更に10月1日に自身初となるライブDVDも発売。これは5月に行われたMotion Blue yokohamaのライブの模様を収録したもので、監督はミュージックビデオ界の巨匠、板屋宏幸氏。臨場感あふれる一枚に仕上がった。
2008年の夏より初のレコ発ツアーを実施。メンバーは楽曲のアレンジ・演奏を手がけたピアノの守屋純子率いる一流プレイヤーを召集。渋谷duoを皮切りに、秋田市文化会館など東北地方と関東で5公演行い、今後の更なる可能性を十分に感じさせるライブとなった。「新鮮でチャーミングなジャズシンガー」のイメージを強く刻みながら、現在に至っている。

阿川泰子

Yasuko Agawa (http://www.agawa.jp)

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神奈川県鎌倉市出身。
文学座演劇研究所にて演劇を学ぶ。
その後、女優として東宝映画「華麗なる一族」、「青春の門」などに出演。
又、TVドラマ「太陽にほえろ」、「ウルトラマン・レオ」などにも出演する。
その女優時代に、ジャズ・クラリネットの故鈴木章治を紹介され、ジャズ・ボーカリストの道を歩みはじめる。
その後、「鈴木章治とリズム・エース」の専属シ ンガーとなり、プロ・ボーカリストのキャリアをスタートする。

守屋純子

Junko Moriya (http://www.mars.dti.ne.jp/~junkomry)

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5歳からピアノを始め、早稲田大学“ハイソサエティーオーケストラ”でジャズを始める。
卒業後渡米して、1993年ニューヨークのマンハッタン音学院の大学院を卒業。故John Stubblefield(ts)のグループで、スペインツアーに参加するなど、アメリカ・ヨーロッパ各地のジャズクラブに出演する。

1997年 NYの第一線のミュージシャンと共演した“My Favorite Colors”(日本クラウン)を発表。 
2000年より、守屋純子オーケストラの公演が文化庁芸術文化振興基金の助成対象事業となり、2001年にはこのオーケストラでのリーダーCD “Shifting Images”(日本クラウン)を発表。 
2004年11月に海外交流基金の助成により自己のカルテットでインドツアーを行う。12月、ユーミンの楽曲をジャズ化したコンピレーション CD“Sweet Dreams”(ユーキャン)に自己のオーケストラによって10曲参加。 
2005年5月にオーケストラによる“Points Of Departure”(スパイス・オブ・ライフ)を発表。多くの専門誌、新聞、FM番組等で紹介され、演奏のみならず作・編曲でも高い評価を受ける。この作品が、2005年度ミュージック・ペンクラブ大賞(邦人ジャズアルバム部門)に選出される。スイングジャーナル誌の“日本ジャズ賞”部門でも第二位を獲得。 9月、ジャズの分野では最も権威のある2005年度セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた、女性として初の優勝の栄誉に輝く。ワシントンのケネディーセンターの授賞式に招聘されて受賞曲"Playground”を演奏し、日米で話題を呼ぶ。 
2006年12月、ルディー・ヴァン・ゲルダーの録音により、モンク賞にゆかりのライアン・カイザー(TP)、クリス・ポッター(TS)等NY第一線のミュージシャンと共演したCD"Playground”(スパイス・オブ・ライフ)を発表。
2008年 9月、米“モンタレージャズフェスティバル”に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンザルスでも公演を行う。11月にはパリを中心としたフランス・ツアーを行う。
2009年1月にオーケストラによる新作“Grooving Forward”を発表。2月にジャズに関するエッセイ集“なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?”(かもがわ出版)を発売。2009年7月トゥーロンのジャズフェスティバルを中心とした南フランス・ツアーを行う。
現在都内のジャズクラブ・ジャズフェスティバル・コンサート・FM番組等を中心に活動中。また、尚美学園大学・昭和音楽大学・山野楽器等で後輩の指導にあたる他、“山野ビッグバンドコンテスト”“浅草ジャズコンテスト”等の審査員や、小中高生のためのビッグバンドの指導なども行なっている。また、 “Jazz Life”“Swing Journal”等の専門誌や一般誌において執筆活動もしている。

守屋純子オーケストラ

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参加ミュージシャン

近藤和彦、緑川英徳(AS)、小池修、アンディ・ウルフ(TS)、宮本大路(BS)
片岡雄三、佐藤春樹、東條あづさ、山城純子(TB)
佐久間勲、木幡光邦、奥村晶、岡崎好朗(Tp)
納浩一(B)、大坂昌彦(Drs)

スタープレイヤー揃いのメンバーと、全て守屋のペンによる斬新なアレンジで、幅広い層から人気を得ている。レパートリーは、守屋のオリジナルが中心だが、モンク・ミンガス・エリントンなどを中心に、スタンダード曲を独自の視点で再構築したアレンジ作品にも定評がある。学生・社会人ビッグバンドに取り上げられて演奏されている曲も数多い。
2000年より、日本芸術文化振興基金助成によるコンサートを、赤坂草月ホール、銀座ヤマハホール、大手町日経ホール、有楽町朝日ホール、ヤクルトホール、日経ホール、六本木“Sweet Bail”等で、毎年行っている。定期的なライブ活動の他、地方公演、学校公演、各種のイベント・クリニック・コンサート等にも出演している。
2001年に“Shifting Images”(日本クラウン)を発表。多くのの専門誌、新聞や、FM番組等で紹介され、日本のビッグバンドの最高水準を示す作品として、各方面で大きな話題を呼ぶ。
2005年発売の “Points Of Departure”(アミューズ/スパイスオブライフ)が第18回日本ミュージックペンクラブ音楽賞を受賞。2009年1月に新作“Grooving Forward”を発表。

司会者紹介

クリス智子

Chris Tomoko (http://www.christomoko.com)

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Chris.jpg1971年5月1日生
米国ハワイ生まれ 横浜育ち
上智大学比較文化学部卒業
趣味:インテリア、アート、字を書くこと、運転、
絵画、観劇、料理、ものづくりetc.

アメリカ人の父と日本人の母のもとハワイ・ホノルルで生まれた後、幼少期は京都、ハワイ、フィラデルフィアで過ごす。 '79年から高校までは、横浜にて日本の公立学校に通う。上智大学卒業の'94年、J-WAVE『J'S CALLING』にてラジオ番組のパーソナリティをはじめとする活動をスタート。旺盛な好奇心でリスナーとのコミュニケーションを愛し、爽やかな語り口、明るく快活なトークやインタビューには定評がある。ラジオ、TV・CMナレーション、雑誌執筆など、各方面で活躍中。